投資資金が少ないけど日本高配当株投資をやってみたい
投資初心者でも個別株投資って出来るの?
こういった方向けの記事となります。
筆者の5か月前は
・個別株投資未経験
の完全初心者状態でした。
完全初心者が日本高配当株投資をやるとどうなるかを参考事例としてお伝えしたいと思います。
手っ取り早く結果が知りたい方は運用成績まで飛んでください。
投資スタイル
まずは投資目的の説明をさせていただきます。
そもそも投資目的が違えば、銘柄選定や投資スタイルはまったく異なるものになってくるからです。
投資目標
投資目標としては年間120万円(税引き後)の配当金を安定して得られる状態を作ることを目標としています。
4,000万円の高配当株を配当利回り3.75%(税引き前)で運用すると年間120万円(税引き後)の配当金を貰い続けることができます。
4,000万(投資元本)×0.0375(配当利回り)×0.8(税引き分)=120万(年間配当金)
投資期間30年、投資元本0円スタートと仮定すると年間約133万円のペースで投資に回していく必要があります。
私の収入からすると結構な負担にはなるのですが、実際は収入UP、増配、配当金再投資などがあるのでコツコツ続けていけば年々楽になっていくと考えています
投資スタイル
基本的には高配当株の長期運用を軸として考えています。
現在、高配当株投資に関しては日本株での投資しかしていませんが、将来的には国際分散投資として高配当の米国ETF保有も視野に入れています。
長期にかけて安定的に配当金をもらうためには銘柄選定が特に重要なってきます。
銘柄選定はこびと株さんのブログやTwitterのフォロワー様の銘柄を参考にさせていただいております。
銘柄選定以外の投資ルールとしては下記を意識しています。
・銘柄、セクター分散を心がけて取得する
・手数料をなるべく抑える
・最終的に投資判断は自身で行う
1株から日本株が取得出来て、手数料が月額220円で済むSBIネオモバイル証券は日本高配当株投資をやる上で本当に助かっています。
では実際にこれらの目標、ルールを決めたうえで日本高配当株投資を始めてから5か月が経過したのでその結果を発表したいと思います。
運用成績(5か月目)
5か月で取得した全銘柄の表は下記になります。(2022年9月19日時点)
銘柄 | 業種 | 株数 | 評価額 | 評価 損益 | 配当金 (予定) | 配当利 回り | |
1 | INPEX(1605) | 鉱業 | 11 | 16,588 | 1,265 | 660 | 3.98% |
2 | 東鉄工業(1835) | 建設業 | 2 | 4,704 | 352 | 180 | 3.83% |
3 | 積水ハウス(1928) | 建設業 | 4 | 10,008 | 840 | 416 | 4.16% |
4 | 日東富士製粉(2003) | 食品 | 1 | 4,480 | 305 | 154 | 3.44% |
5 | CDS(2169) | サービス業 | 17 | 28,424 | -1,326 | 986 | 3.47% |
6 | ヒューリック(3003) | 不動産業 | 5 | 5,530 | 305 | 200 | 3.62% |
7 | 三洋貿易(3176) | 卸売業 | 4 | 4,276 | 432 | 156 | 3.65% |
8 | 東京日産コンピュータシステム(3316) | 卸売業 | 1 | 575 | -11 | 18 | 3.13% |
9 | 自重堂(3597) | 繊維製品 | 1 | 6,200 | -90 | 300 | 4.84% |
10 | 朝日ネット(3834) | 情報通信 | 14 | 8,400 | 434 | 308 | 3.67% |
11 | インテージホールディングス(4326) | 情報通信 | 3 | 4,932 | 996 | 126 | 2.55% |
12 | 日本エス・エイチ・エル(4327) | サービス業 | 1 | 2,714 | 124 | 86 | 3.17% |
13 | 花王(4452) | 化学 | 1 | 6,102 | 1,198 | 148 | 2.43% |
14 | 武田薬品工業(4502) | 医薬品 | 3 | 11,646 | 681 | 540 | 4.64% |
15 | アステラス製薬(4503) | 医薬品 | 13 | 25,610 | -169 | 780 | 3.05% |
16 | クニミネ工業(5388) | ガラス・土石製品 | 23 | 18,975 | -575 | 690 | 3.64% |
17 | アマダ(6113) | 機械 | 7 | 7,588 | 637 | 322 | 4.24% |
18 | キヤノン(7751) | 電気機器 | 2 | 6,608 | 300 | 240 | 3.63% |
19 | ニホンフラッシュ(7820) | その他製品 | 17 | 16,303 | 765 | 612 | 3.75% |
20 | TAKARA&COMPANY(7921) | その他製品 | 2 | 4,158 | 420 | 140 | 3.37% |
21 | 伊藤忠商事(8001) | 卸売業 | 3 | 11,319 | 540 | 390 | 3.45% |
22 | 丸紅(8002) | 卸売業 | 19 | 26,400 | 2,460 | 1,140 | 4.32% |
23 | 三井物産(8031) | 卸売業 | 5 | 16,405 | 2,005 | 600 | 3.66% |
24 | 住友商事(8053) | 卸売業 | 12 | 23,424 | 732 | 1,080 | 4.61% |
25 | 三菱商事(8058) | 卸売業 | 5 | 21,690 | 1,980 | 750 | 3.46% |
26 | 兼松エレクトロニクス(8096) | 情報通信 | 2 | 8,090 | 564 | 310 | 3.83% |
27 | 三菱UFJFG(8306) | 銀行業 | 38 | 27,789 | 125 | 1,216 | 4.38% |
28 | 三井住友FG(8316) | 銀行業 | 3 | 13,050 | 1,209 | 660 | 5.06% |
29 | 芙蓉総合リース(8424) | その他金融業 | 1 | 8,240 | 1,240 | 316 | 3.83% |
30 | 東京センチュリー(8439) | その他金融業 | 2 | 9,860 | 1,734 | 286 | 2.90% |
31 | SBIホールディングス(8473) | 証券業 | 11 | 29,689 | 1,034 | 1,650 | 5.56% |
32 | オリックス(8591) | その他金融業 | 6 | 13,656 | 150 | 514 | 3.76% |
33 | 三菱HCキャピタル(8593) | その他金融業 | 16 | 10,976 | 1,248 | 496 | 4.52% |
34 | 第一生命ホールディングス(8750) | 保険業 | 4 | 9,734 | 570 | 344 | 3.53% |
35 | 東京海上ホールディングス(8766) | 保険業 | 4 | 31,404 | 3,040 | 1,200 | 3.82% |
36 | センチュリー21・ジャパン(8898) | 不動産業 | 10 | 10,340 | 90 | 450 | 4.35% |
37 | 住友倉庫(9303) | 倉庫運輸・関連業 | 2 | 4,288 | 314 | 200 | 4.66% |
38 | 日本電信電話(9432) | 情報通信 | 8 | 30,760 | 184 | 960 | 3.12% |
39 | KDDI(9433) | 情報通信 | 10 | 42,960 | 170 | 1,350 | 3.14% |
40 | 沖縄セルラー電話(9436) | 情報通信 | 7 | 36,120 | 315 | 1,204 | 3.33% |
41 | 電源開発(9513) | 電気・ガス量 | 3 | 6,381 | 261 | 240 | 3.76% |
42 | 蔵王産業(9986) | 卸売業 | 20 | 35,980 | -940 | 1,360 | 3.78% |
株式合計 | 622,376 | 25,908 | 23,778 | 3.82% |
評価損益は長期的な目線ではあまり気にしすぎてもしょうがないですが、あまりに酷いと銘柄選定、取得タイミングが間違っている可能性があるのでチェックしています。
銘柄数 : 39銘柄 42銘柄 +3銘柄
株式評価額: 477,808円 622,376円 +144,568円
評価損益 :+25,292円 +25,908円 +616円
年間配当金: 18,656円 23,778円 +5,122円
配当利回り: 3.90% 3.82% -0.08%
取得配当金: 0円 324円 +324円
※年間配当金、取得配当金の値は税引き前の数値となります
今月は初めて配当金をいただきました!
私の人生初の配当金は花王の60円となります!
次に配当金が銘柄、セクターにて分散されているかを確認していきます。
内訳は下記グラフになります。
銘柄の分散に関しては各銘柄5%以下、セクターは各セクター20%以下を目標数値としています。
取得銘柄が増えてきたことで分散されてきましたが、まだ偏りがあるため意識しながらリバランスしてく必要がありそうです。
セクター分散に関してはどうしても総合商社系の株に優良銘柄が多いため割合として多くなるのは仕方ないのですが、景気敏感株のためディフェンシブな銘柄を多めに取得していく必要性を感じています。
同じ卸売り業でも扱っている商品によって値動きが違ってくるので、そこら辺を意識して情報収集し、取得していく必要性を感じています。
おまけ
東京日産コンピューターシステムという銘柄を1株取得しました。
理由は東京日産コンピューターシステムの株主優待制度の変更によるものです。
東京日産コンピューターシステムのIR情報によると9/12の取締役会にて下記内容の株主優待制度の導入が決議されたみたいです。
優待内容:QUOカード 500円分(※ただし今まで貰えていたカレンダーは貰えないとのこと)
発送時期:2022年12月上旬の発送を予定
ここで問題になってくるのは『2022年9月末日現在の株主名簿に記載または記録されたすべての株主』とはどういうことなのかということです。
同社のよくある質問によると2022年は従前のカレンダーに代わる品目であるため、保有株数に関係なく、全ての株主様が対象となるそうです。
つまり1株保有しているだけで『QUOカード 500円分』をいただけるということになります。
東京日産コンピューターシステムの株主優待制度変更の発表日の終値が501円なのでこれだけでほぼ投資額は回収できてしまいますね。
しかも3/31の権利確定日まで持ち続けていれば配当金も貰えるみたいです(予想1株当たり20円)。
2023年以降はどうなるか分かりませんが、もし廃止になったとしても損をする可能性は低いかなと思っています。まだ間に合うので興味のある方はチェックしてみてください!
今まで投資判断として株主優待は考慮せず、あくまで配当金利回りのみで考えてきましたがこの条件であれば投資してもいいかなと思ってチャレンジしてみました。
今後どうなるかは注目していきたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この1か月は株価の値動きが比較的大きかった印象でした。
配当利回りを高めつつも暴落時にも安定して配当金を受け取れるようなポートフォリオを目指していますが、高配当銘柄が日経平均株価の下落に対して比較的強い動きを見せるので配当利回りを稼ぎづらい印象ですね。
こういうときは無理に買わずに現金残高を貯めておいて、納得のいく配当利回りになったら買っていくよう意識しないといけないのかなと考えています。機会損失もそれはそれで怖いんですけどね(笑)
今ぐらいの投資スピードであれば家計的、精神的にも維持できそうなので、しばらくはこれくらいのスピードに慣れていこうと思います。
Twitterにて日々の投資記録をつけていますので気になった方はぜひフォローをお願いいたします♪
それではまた。
※この記事はあくまで筆者の参考事例です。投資は自己責任原則に基づいて行っていただくようお願いいたします。
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