工事担任者の資格を取得したいけどどう勉強すればいいか分からない・・・
工事担任者総合通信ってどのくらいの難易度なんだろう・・・
こういった方向けの記事となります。
・実務未経験
・電気通信業界営業職3年目
こんな私でも工事担任者の最上位資格にあたる『総合通信』に一発合格することができましたので、その時行った勉強法を公開したいと思います。
工事担任者とは
工事担任者(こうじたんにんしゃ)は、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格である。(出典:Wikipedia)
工事担任者資格には現在5つの種別があります。
・総合通信 (旧資格 AI・DD総合種)
・第一級アナログ通信 (旧資格 AI第一種)
・第一級デジタル通信 (旧資格 DD第一種)
・第二級アナログ通信 (旧資格 AI第三種)
・第二級デジタル通信 (旧資格 DD第三種)
それぞれの特徴については割愛しますが、今回はこの中で一番の難易度を誇る総合通信取得を目指していきます。
ちなみに『資格の取り方』というサイトによると工事担任者総合通信の難易度は偏差値56程度とのことです。
工事担任者 総合通信に合格するためには3科目に合格する必要があります。
・電気通信技術の基礎(基礎)
・端末設備の接続のための技術及び論理(技術)
・端末設備の接続に関する法規(法規)
この科目は一回で3科目合格する必要はなく1度合格すれば3年間は合格科目を免除することができます。
また、特定の条件を満たすことでも科目免除を受けることができます。
詳しくは電気通信国家試験センターの公式サイトにて確認することができます。
今回は3科目同時合格を目指す勉強法となりますが、最終的に資格を取得することが目標なので一つずつ科目合格を狙う作戦も良いと思います。
実際に行った勉強法
では実際に行った勉強法を解説していきます。
結論から言うと、工事担任者 総合通信は過去問が解けるようになれば十分試験に合格することができます。
しかし、私は最初から過去問を解けるレベルではなかったため、次の3ステップで勉強を行いました。
ステップ1.テキストを1周して試験範囲と問題傾向を掴む
ステップ2.過去問解説Youtube動画を繰り返し見て過去問の解法を学ぶ
ステップ3.過去問問題集を繰り返し解く
勉強時間の目安ですが私の場合は
ステップ1:20時間
ステップ2:100時間
ステップ3:70時間
の計190時間で、これを半年かけてゆっくりと消化しました。
あくまで私の場合はこうだったというだけなので、参考程度にしていただければと思います。
それではそれぞれのステップについて解説をしていきます。
ステップ1:テキストを1周して試験範囲と問題傾向を掴む
これはそのままですが、テキストを1周読みます。
この時点ではテキストの内容が全く分からなくて挫折しそうになりますが、根性で1周します。
テキストはリックテレコムの標準テキストを使用しました。
テキストを1周読んだぐらいではおそらく過去問は解けるようにはなりませんので、試験範囲の把握と全体の傾向を掴むためと割り切って読みましょう。
過去問題集を解いていて分からないことがあった場合に辞書的な使い方をすることもできます。
時間がない方はこのステップを飛ばして、次のステップから始めてもよいと思います。
ステップ2:過去問解説Youtube動画を繰り返し見て過去問の解法を学ぶ
ここが今回の記事で一番重要な部分となりますが、過去問を解けるようになるには過去問解説を学習するのが一番効率が良いです。
そこで私はまなびやさんが公開している、過去問解説Youtube動画を繰り返し視聴して過去問を解けるようにしました。
正直この過去問解説動画が無かったら合格出来ていなかったと思います。
なんとこの動画、無料で視聴できますし怪しげな会員登録なども必要ないです。
物凄いダイレクトマーケティングをしていますが、それくらい感謝していますので、この場を借りてお礼を伝えたいです。
動画視聴の際は1.5倍速で視聴すると効率よく学習できました。
色々試してみて自分に合った速度を見つけましょう♪
上記記事にて『基礎』の学習に使用させていただいた動画を大問ごとに整理して紹介しているので参考にしていただければと思います。
上記記事にて『技術』の学習に使用させていただいた動画を大問ごとに整理して紹介しているので参考にしていただければと思います。
この過去問解説動画を繰り返し見て『基礎』、『技術』の過去問を解けるようにします。
『法規』の解説が見当たらなかったのですが、『法規』に関してはほぼ暗記なのでこの時点で解けなくても問題ありません。
『法規』は問題パターンが少ないのでステップ3で過去問を解きながら覚えていきましょう。
※2023/09/11追記
私が試験を受ける際に法規試験対策として使っていた重要部分のメモを公開しました。
過去問題集を解く前に流し読みしてみると過去問正答率が少しだけUPするかもしれません。
ステップ3:過去問問題集を繰り返し解く
ステップ2によって過去問が多少解けるレベルになってきたら過去問問題集に取り掛かります。
過去問問題集はリックテレコムの実践問題集を繰り返し解きました。
過去問問題集は1周目が一番分からない問題が多いので一番精神的にキツいのですが、そこを乗り越えて2週目、3週目と繰り返していくにつれてどんどん解ける問題が増え、解くスピードも速くなっていくので楽しくなってきます。
解けない問題が出てきた際はステップ2に戻って解けるようにしましょう。
リックテレコムの実践問題集では過去問5年分を学習できますが、『法規』に関しては過去問5年分では不足と感じたので過去問10年分を解くと安定すると思います。
あと個人的に思うのは、計算問題に苦手意識を持っていたとしても計算問題は捨てないほうが良いと考えています。
確かに工事担任者試験は全科目で6割以上の点数を取得すればよいので、計算問題をある程度捨てても合格することができます。
しかし、計算問題は電気通信関係の試験では必ず出てくる問題ですし、一度型を覚えてしまえば、これほど得点源になる問題は無いと思うからです。
他の電気通信関連試験でも計算問題は出てくるので苦手意識を克服すれば強力な武器になると思います。
まとめ
工事担任者 総合種の勉強法をご紹介させていただきました。
始めに言いましたが、工事担任者 総合通信は過去問が解けるようになれば十分試験に合格することができます。
時間がない場合はステップ2から始めても良いですし、最初から過去問が解けるのであればいきなりステップ3から始めても良いと思います。
勉強時間や自身のレベルに合わせた勉強法を選んでいきましょう
それではまた。
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